タイタニック号の遺体は引き上げられなかった?数や少ない理由は?

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タイタニック号の遺体は引き上げられなかった?数や少ない理由は?について画像などを交えながらわかりやすく取り上げていきたいと思います!

タイタニック号は1912年、イギリスからアメリカへ航海中の4日目に氷山に衝突する事故に遭いました。

事故発生から2時間40分後に沈没し、1912年当時、最大の海難事後となりました。

そして、タイタニック号の映画公開からは長い年月経った今でも地上波で放送され、話題に上がります。

タイタニック号の沈没事故で犠牲者数や引き上げられた遺体数はどのくらいになったのでしょうか。また、引き上げが少ないと言われている理由についても解説していきたいと思います。

▼この記事はこんな方におすすめ▼

  • タイタニック号の遺体が引き上げられなかった理由について知りたい方
  • タイタニック号の遺体が引き上げ数が少ない理由を知りたい方
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タイタニック号の遺体は引き上げられなかった?

最大の海難事後と言われるタイタニック号の沈没ですが、乗客や乗組員の遺体が引き上げられたのかどうかは気になるところです。

以下では犠牲になった痛い数や、遺体の引き上げ数を調査してみました。

タイタニック号で犠牲になった遺体数

当時世界最大の客船だったタイタニック号は、事故に遭った1912年4月14日、2224人を乗せており、1514人が亡くなったと言われています。

しかし、乗船キャンセルで乗客リストが混乱していたり、偽名を使っていた人物がいることなどで、正確な犠牲者数は分かっていないそうです。

事故の原因は、氷山に衝突したことでした。

氷山の警告を受けていましたが、それを無視し、船の速度は最高速に近いスピードが出ていたそうです。

そして、夜で視界が悪かったこともあり、見張りが氷山に気づくも、避けられませんでした。

船腹が氷山に衝突し、低温のために船体の金属特性がもろくなっていたため、船体が2つに割れて沈没しました。

また、救命ボートの数が不足しており、さらに定員に満たないまま出されたボートもあったことも死者数が多い原因となりました。

生存者数は、710人でした。

この事故をきっかけに数々の安全対策が取られるようになりました。

近年でも海や川などで水難事故が起こっていますが、救出まで時間がかかってしまいます。

これからの季節、水辺のレジャーで楽しめるようにライフジャケットなど自分でできる対策も十分に行いたいですね。

タイタニック号で引き上げられた遺体数

タイタニック号は、1912年4月15日午前2時20分に沈没しました。

ニューヨークからの最初の救援の船は生存者を乗せて帰港しました。

カナダからの4隻の救援の船は、タイタニック号が沈没して5日後に到着しましたが、残念ながら生存者はいませんでした。

合計で328人の遺体を回収しましたが、119人の遺体は海に葬らなければいけない状態だったそうです。

身元が判明した遺体の中で、家族の希望があった方には遺体を引き渡し、残った遺体はカナダのハリファックスにある、Fairview Lawn Cemeterに埋葬されました。

遺体が身に着けていた所持品などから身元が特定できた方の墓石には名前が彫られています。

ハリファックスには150人の犠牲者が埋葬されていますが、約40人は未だに身元が不明のようです。

そして、当時の乗客の半分以上がタイタニック号と共に海底に沈んだままだということから、この事故の大きさと悲惨さ感じます。

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タイタニック号で引き上げられた遺体が少ない理由

タイタニック号の沈没で犠牲になった遺体の引き上げ数と、乗客の数に大きな差があることがわかりましたね。

ではは、なぜタイタニック号での遺体引き上げ数がこれだけ少ないのか、その理由についてみていきましょう。

タイタニック号で遺体は引き上げできなかった

1985年9月1日、ウッズホール海洋研究所とフランス海洋探査協会の調査団がタイタニック号を発見し、タイタニック号の回収、引き上げが議論されました。

その中で、船体にまだ遺体が残っている可能性についても指摘され、その現場に触れることが亡くなった人たちへの冒涜になるという議論を呼びました。

そのまま現場を静かにしておこうという意見も多くありました。

また、お金目的や興味本位で引き上げをしようとする団体や、無線機の回収計画もあるみたいですが、沈んだタイタニックの残骸を神聖な追悼の場とみなす英国との協定もあり、引き上げは難しいのではないでしょうか。

米国立公園局水中資源センター長のデヴィッド・コンリンは、「引き上げるのではなく。あるがままの姿にしておくほうが一番いいのです」と、引き上げに反対する声明を出しました。

専門家によると、このまま腐敗や破損が進み、2030年ごろには自壊するのではないかと言われているみたいです。

タイタニック号の引き上げに関して技術や費用の問題

タイタニック号の船体は非常に大きいです。

そして、船が沈んでいる海底は約3,600メートルと、富士山の標高とほぼ同じです。

そのため、船の引き上げは技術的に困難です。

観光船を海底200メートルから引き上げるだけでも費用は1億4,000万円かかると言われています。

そのため、タイタニック号を海底約3,600メートルの深さから引き上げる場合は莫大な費用が掛かってしまいます。

また、引き上げた後の船体の保管や解体処分にも費用がかかることから、現実的に引き上げは難しいでしょう。

そして、技術面や費用面での問題だけではなく、海底に100年以上も沈んでいるので船体は海洋生物たちの住みかとなっています。

引き上げてしまうと生態系を破壊してしまうことも理由の一つとなっています。

一緒に沈んだ食器や日用品などは引き上げられ、オークションに出品されました。

落札総額は146億円にもなりました。

タイタニック号はユネスコの海底文化遺産の保護協定対象になっているため、勝手に引き上げることはできません。

タイタニック号には現在も遺体があるのか

タイタニック号の沈没事故で犠牲となった約1,500人のうち、半数以上が見つかっていません。

船内の調査で船内の写真も撮られていますが、きれいな状態であることから、「消えた遺体」などと、タイタニック号の謎の一つとして上がることがあります。

タイタニック号の沈没直後、巨大な嵐に襲われて、風と海流で遺体は80キロメートル近く流されたのではないかという説があります。

そのため、救助に来た船に見つからなかったのではないかとも言われています。

船内に閉じ込められたり、海底で流された可能性はあります。

遺体は、海洋生物のタンパク源となり、肉は食べられてしまい、骨は海水に分解されるため、最終的には何も残りません。

しかし、海底は水温が低く、酸素も少ないので遺体は残りやすいそうです。

同じレベルの深さで、クジラの骨が見つかったことがあったり、タイタニック号よりももっと古い難破船から乗員乗客の遺体が出てきたことがあるそうです。

事故から100年以上たっているので可能性は低いかもしれませんが、船内の密室では遺体が見つかるかもしれません。

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タイタニック号の遺体は引き上げられなかった?数や少ない理由は?まとめ

タイタニック号の事故はとても大きく、100年以上経った今でも、映画の放送などで注目され続けています。

多くの人が命を落とし、未だに発見されていません。

過去の大きな事故にならって安全対策をしっかりとし、海難事故が無くなるといいですね。

私たちは川遊びや海水浴などの水辺のレジャーでも、常に事故と隣り合わせだということを忘れずに、気をつけながら楽しむことが大切ですよね。

これから暑い季節になるので、子供だけでの水遊びは危ないということをしっかり言い聞かせたいです。

内容をまとめます。

  • 乗客の2224人、1514人が亡くなったと言われている。
  • 回収された遺体数は328人
  • 引き上げ数が少ない理由は「タイタニックの残骸を神聖な追悼の場とみなす英国との協定」「技術や予算の都合」が大きく影響している。

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