2023年の夏から秋にかけて、ある緑色の虫が大量発生したことが話題となっています。
そう、カメムシです。
大阪のような都心部を中心として全国にカメムシが大量に発生しており、SNSやメディアを賑わせています。
中にはカメムシ注意報が発令されている県もあります。
しかし、なぜ2023年にカメムシが大量に発生したのでしょうか?
そして大阪を中心とした都心部に、これほどまでにカメムシが大量に発生した理由とは何でしょうか?
今回の記事ではカメムシの生態や、カメムシが現れた際の対策などをご紹介いたします。
カメムシが大量発生した2023年の大阪!大量発生の原因は?
【被害】”カメムシ大量発生”に悩まされる日本、21県に”注意報”発令
注意報が発令されたのは、コメの品質を低下させ、法律に基づく「有害動物」にも指定されている「斑点米カメムシ類」に対して。
ついに注意報出たw#カメムシ大量発生 #カメムシpic.twitter.com/DcHhitsNgC https://t.co/EOiduyfeZw
— 爆サイ.com【公式】ツイッター (@bakusai_com) October 19, 2023
2023年にカメムシが大阪で大量に発生した原因は、主に以下の3つと考えられます。
天候の影響
皆さんこんばん㍗👋
皆さんの周りでは今年カメムシが大量発生してませんか?😥
「秋にカメムシが多いと、その冬は大雪になる」という言い伝えは、日本などで広く知られています☝️
これは一種の民間信仰で、カメムシの多さが冬の天候を予測する手がかりとされています🤔…— 常吉@MZDAO (@tsunekichidao) October 17, 2023
カメムシは5月下旬から8月にかけて産卵をし、約1週間から2週間ほどで孵化します。
9月になると成虫になったカメムシが、冬を越す場所を求めて移動するのですが、移動する日は晴れの日を選んでいます。
2023年の夏は記録的な猛暑が続き、天気がいい晴れの日が多かったため、カメムシの活動が活発化したとも考えられます。
エサとなる植物の増加
【兵庫でカメムシ大発生 注意を】
兵庫全域に注意報「過去にない数」
果樹農家に対策強化を要請✅花粉とカメムシの関係
①花粉が多い年
②スギやヒノキの実が豊作
③餌にするカメムシが大量発生👉2020年は花粉が少なかったのに?
・2019年大量発生⇨暖冬で越冬集団を見た恐怖はタロウ超え😱 pic.twitter.com/LLDYASJbmA
— 西本豪 (@7sberry) June 1, 2020
カメムシは、スギやヒノキの実などを好んで食べます。
2023年は、天気がいい晴れの日が多く、スギやヒノキの実が豊富に実ったことで、カメムシの餌となる植物が十分に確保されたと考えられます。
光に集まる習性
今年はカメムシ大量発生とは聞いていたけど・・・
光に集まるこの数はエグイ‼️
ちなみに匂いもね😖 pic.twitter.com/s4WLOFa1np— ぴーちゃん🐥(ウェカピポなんだけど) (@weka21th_SBR) September 29, 2023
大阪のような都心部でカメムシが大量発生しているのは、カメムシが光に集まってくる習性があるためです。
このため、
- 都心部の為、単純に人目に付きやすい
- 都心部は明るいのでカメムシが見えやすい
という理由で、よりカメムシが大量発生しているように感じ、大きな話題となったのかもしれません。
カメムシが大量発生した2023年の大阪!遭遇した際の対策や予防は?
カメムシ嫌いだけど、こんなに手を振ってくれるカメムシなら家にいてもいいな。 pic.twitter.com/TSpEwvHLRm
— MiyaTV😎駆け出しの室蘭(北海道)YouTuber (@MiyaTVz) October 14, 2023
2023年はカメムシが大量発生して、大阪を中心とした都心部で話題となりました。
この記事を読んでくださっている読者の方も、カメムシを見る機会が2023年は多くあったかもしれません。
大阪のような都心部でも、部屋の中にカメムシと遭遇した方もいらっしゃると思います。
カメムシの大量発生を防ぐためには、以下の対策が有効です。
光を遮る
【全国多発】窓や玄関に大量のカメムシ、暑さが原因か 対策法は?https://t.co/gz8kcR0J7f
本来冬眠するはずが、気温が高いのでエサを求めて動き回っている状態ではないかとのこと。カメムシは光に集まる習性があるので、外灯を消し、カーテンなどで光が外に漏れることを遮断するのが良いという。 pic.twitter.com/uE4B6yXKE5
— ライブドアニュース (@livedoornews) September 28, 2023
カメムシは光に集まる習性があります。
ベランダや玄関などの明かりを消したり、カーテンやブラインドで光を遮ったりすると効果的です。
窓の隙間を閉じる
タキ知っているか カメムシは網戸に構造上発生する狭い隙間をくぐり抜ける
— てて (@teteee25) August 26, 2022
カメムシは狭いところを難なく通ることができます。
なんと2mmの隙間があれば通れるそうです。
秋口は涼しい風が心地良く窓を開けておきたくなりますが、カメムシと遭遇したくなければ、窓の隙間をチェックしましょう。
瞬間冷却スプレーを使用する
カメムシが多い地域に住んでいます。
山が近く杉は多いし、水と空気は綺麗との事。カメムシ天国。去年は少なかった彼らですが、ここ数日で物凄い来訪です。
カメムシはハッカの香りが苦手との事なので、ハッカスプレーを窓にひと吹きするとあら不思議、隙間という隙間から大慌てで出てきます。 pic.twitter.com/aM3OhKfn0A— 艶々 (漆芸家・美術品修復家) (@2_tsuya) October 23, 2023
カメムシと遭遇してしまった場合、殺虫剤ではなく瞬間冷却スプレーを使用することをお勧めします。
殺虫剤を使用すると、カメムシを刺激して強烈な臭いを発します。
この臭いでカメムシは身を守るため、殺虫剤の効果はあまり無いそうです。
瞬間冷却スプレーであれば、カメムシが強烈な臭いを発する前に凍らせることができます。
ハッカ油をスプレーボトルに入れて、服や窓に吹きかけるのも効果的だそうです。
ハッカ油はカメムシだけでなく、ハエ、ハチ、アブのような多くの虫に対しても効果があるそうです。
紙やペットボトルを使用して捕獲する
紙やペットボトルを使用した捕獲方法もあります。
- ペットボトルを使用した捕獲方法
ペットボトルを使用したカメムシの捕獲方法はたくさんありますが、そのうちの一つをご紹介いたします。
やり方は簡単で、蓋を取ったペットボトルの口をカメムシに近づけてペットボトルの中に落とすという方法です。
これなら直接触らず、強烈な臭いもなく捕獲出来ます。
カメムシ注意報😅
壁と網戸にたくさんついてます😱ペットボトルを使うと
臭くないし触らずに簡単に取れます😉#カメムシ pic.twitter.com/zRApkh7Jwz— とし🐶ゆるりと建築×FP×福祉スキルを修得✏️ (@Adamayto) October 19, 2023
- そっと紙に乗せて室外に解放する
文字通り、紙にそっとカメムシを載せて室外に解放する方法です。
こちらも直接触らず、強烈な臭いもありません。
なお、ティッシュで包んで捕獲する方法は、カメムシを刺激して強烈な臭いを発するため、おすすめしません。
カメムシ紙に乗せて外に出そうと思ったら死んだフリしやがって10分後やっとフリやめた pic.twitter.com/moEN56lXtt
— てば (@tebanaoki) March 8, 2020
カメムシが大量発生した2023年の大阪!SNSに投稿すると居住地特定される?
2023年のカメムシの大量発生については、大阪のような都心部を中心にSNSで大きく話題となりました。
実はSNSにカメムシの画像で、居住している地域を特定できるという強者がいます。
これはキモいライフハックなんですけど、局所的に出るカメムシの発生量を毎年調べて把握していると皆のツイートを見て「この人の居住地域はここら辺だな」って分かるんだよ。迂闊にツイートすると危ないよ。寝る前にちゃんと玄関の鍵は閉めたか?
— ホモサピ (@hommsapi) September 28, 2023
生物系YouTuberのホモサピさんは、実際にユーザーからカメムシの画像を送られると、「景色が無いので微妙」としながらも、カメムシの種類から関西圏であると特定しました。
そこから和歌山、京都、奈良に当たりを付けて、さらに過去の投稿から「居住地は奈良県である」と特定したことで、ユーザー本人から「流石です」の言葉を引き出しました。
大阪などの都心部などでも同様の手口で特定されそうです。
SNSにカメムシの画像を投稿する際は、注意したいですね。
カメムシが大量発生した2023年の大阪!原因や対策は?まとめ
今回は2023年に大量発生したカメムシについて紹介しました。
大阪のような都心部を中心に全国でカメムシの大量発生が多く確認されています。
隙間を確認する、光が漏れないようにするなどの対策で、皆さんのカメムシとの遭遇がより少なくなれば幸いです。
また、SNSにカメムシの画像を投稿する際は十分に注意いたしましょう。
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