鳥のフンが手についたらヤバい?病気や感染症の可能性は?について画像などを交えながらわかりやすく取り上げていきたいと思います!
“春から夏にかけて鳥の繫殖期シーズン”が始まり、鳥が活発に活動する時期に突入します!暑くなってくる季節と同時に鳥のフン被害も続出!!
日常生活のなかで、鳥のフンが手についたなんて滅多にないはなしですよねw
ましてや鳥のフンが危険!と聞いて、そこまで気にされている方をあまり、お見かけしませんが…w
実はヤバイ…。ヤバかった鳥のフン!ということで、今回は鳥のフンが手についた時の対処法や病気・感染症の可能性などについて調べてみました。
▼この記事はこんな方におすすめ▼
- 鳥のフンが手について病気や感染症が心配な方
- 手についた鳥のフンの対処方法が知りたい方
鳥のフンが手についたらかかる病気や感染症は?
早速、みていきましょう!
乾燥した鳥のフンは危険
鳥のフンが危険と言われている一番の理由は、乾燥した鳥のフンが原因と考えられます。
人が無意識に吸い込んでいる目には見えない小さいホコリや、チリ・カスのなかにも沢山の細菌があり、非常に危険なんです。
予期しない場所で鳥のフンに触れていた。な~んてことありませんか?
- 公園の鉄棒や手すり
- ベランダの柵の上
- 電車周辺のロータリーや階段など
掃除が行き届かず放置されたフンや乾燥した鳥のフンは、さまざまな菌やウイルスを、知らず知らずのうちに口や肺へ運んできているかもしれません。
また、免疫力・抵抗力の少ない(お子様・妊婦さん・ご年配の方)は重症化しやすい傾向にあることがわかりました。
無意識のうちに喘息やアレルギー症状など。
さまざまな病気をもらっていた。なんてこともあるくらい危険な存在なんです。
鳥のフンで可能性のある病気や感染症は主に8つ
1, 鳥インフルエンザ
鳥インフルエンザに感染した場合、ヒトへの影響があることがわかりました。
潜伏期間は2~8日で、感染経路は感染している鳥や鳥のフンに触れたり、フンからの飛沫をあびる等してしまうと、感染してしまいます。
症状:高熱・咳・嘔吐・下痢・腹痛など。
□重症化してしまうと肺炎や多臓器不全など、ヒトへの致死率も50%以上と非常に高い数値でした。
2, 鳥アレルギー
鳥アレルギーの症状として、鼻水や咳・蕁麻疹など全身のかゆみといった症状が表れます。
重症化してしまうと肺炎や呼吸困難などを引き起こします。
ごくまれではありますが普段の生活のなかにも、鳥アレルギーを発症するものがあり、羽毛布団を長期的に使用していると羽毛に付着したカビの一種で過敏性肺炎を発症する可能性もあります。
3, オウム病
鳥から人への感染する感染症で潜伏期間1~2週間を経て発熱の症状がみられ、感染しているオウムやインコ・鳩の排泄物を吸い込んでしまうと肺炎や気道感染症を起こすことが確認されています。
実際に、ペットとして飼育されている方も多い中で、「咳や息苦しさが続いているな~」と感じたら一度、受診された方がいいのかもしれません。
4, サルモネラ食中毒
一度は耳にしたことがある方もいらっしゃるのでは?
「サルモネラ食中毒」とは、潜伏期間8~48時間を過ぎたころに悪寒や嘔吐などの症状が表れ、しばらくすると腹痛や下痢といった特徴があります。
原因食品として事例のあるものだと、主に鶏肉や鶏の内蔵(レバー)などが上がっています。しっかり加熱調理することで未然に防げます。
5, ニューカッスル病
主に(ニワトリ・アヒル・ウズラ・七面鳥)などが法定伝染病に指定されていて、感染すると症状も重く、治療法も開発されていないため予防方法としてワクチン接種が必須。
鳥のフン・排泄物に直接触れること。飲み水・ケージ・汚染飼料、または飼育されている人の着衣を通して感染します。
6, トキソプラズマ症
トキソプラズマとは、哺乳類や鳥類の体内に寄生している微生物です。鳥類の排泄物(鳥のフン)から感染します。
症状として、発熱から始まりインフルエンザのような症状が表れます。
ヒトへの感染も確認されていて、特に気を付けなければならない人は妊娠されている方です。妊婦さんが感染する確率は0.13%ほどと低めではありますが、トキソプラズマ症になってしまうと母体を通じて赤ちゃんへも発症し、重症化すると流産や死産といった経過をたどることもあります。
7, ヒストプラズマ病
日本以外の世界でみられる真菌(カビ)の一種。
海外で感染したのち日本での感染が確認されています。真菌は鳥のフンにも含まれているため症状として全身のだるさや発熱・体重減少。肺などの臓器に異常をきたすなど、潜伏期間1~4週間を経て発症します。
また、ごくまれにペットとして飼っている犬や猫の呼吸器疾患がみられるケースもあります。
8, クリプトコックス症
人への感染率は低く、まれに感染した場合の症状として発熱・筋肉痛・倦怠感などがあげられます。乾燥したフンに強く約2年は菌が生き続けます。ときに、重症化してしまうと結核や死を招くこともある。
感染したペットから人への影響はなく、猫が感染すると鼻腔や眼球などに異常が表れ、脳に症状があらわれると、のちの経過もよくないことが多い。
特に気を付けたい病気や感染症
鳥のフンを吸い込むことで感染してしまうケースも多いことから上記8つの病気・感染症には気を付けたいところですが…。
特に気を付けて!と思ったものは「オウム病」
鳥のフンの飛沫を吸い込んでしまい集団感染する。といった事例が確認されています。年代的にみても20代~60代と範囲も広いことから年齢層を問わず危険性があります。
鳥の襲来が頻繫に起こる場所などは特に気を付けたいですね。
目立った特徴のある病気や感染症
上記8つの病気や感染症を紹介してきましたが、目立った特徴のある病気では、大半がインフルエンザのような症状から始まることに加えて、気道感染症・多臓器不全、または命にかかわる病気があることもわかりました。
初期症状の特徴は似ていても、その後の経過が異なることから8つの病気・感染症にならないための工夫をするなど対策を考えることが重要です。
鳥のフンが手についた時の対処法
鳥のフンが手についた時の対処法はシンプルに石鹼で手洗いをすること!ですが、近くに水道がない場合は、アルコール成分の入ったウエットティッシュなどで手指のあいだを拭くなどがあげられます。
また、手洗い後はアルコールで消毒すると効果的です。
さまざまな病気や感染症を未然に防ぐ予防法・対処法でもあります。
まとめ
鳥のフンが手についたらヤバい?病気や感染症の可能性は?について取り上げていきました。
いかがでしたか?
最後に内容をまとめていきます。
- 鳥のフンが手についたらかかる病気や感染症の可能性は?
- 「乾燥した鳥のフンは危険」「鳥のフンで可能性のある病気や感染症の主な8つ」「特に気を付けたい病気や感染症」「目立った特徴のある病気や感染症」
- 鳥のフンが手についた時の対処法
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