うさぎ跳びが禁止の理由は体罰?オスグッドや骨折肉離れの原因?について画像などを交えながらわかりやすく取り上げていきたいと思います!
一昔前は当たり前に行われていたうさぎ跳び。
そんなうさぎ跳びは、今では全くおこなわれなくなっています。
その理由は一体何なのでしょうか?
今回は、うさぎ跳びがなぜ禁止されているのかといった理由についてお伝えしていきます。
現代だからこその理由が見えてきますよ!
この記事で分かる内容は以下のようになっています。
- うさぎ跳びが禁止されている理由
- うさぎ跳びの効果
- うさぎ跳びの怪我のリスク
- うさぎ跳びが推奨されていた理由
うさぎ跳びが禁止の理由は?
うさぎ跳びが禁止されている理由について、詳しく解説していきます!
うさぎ跳びは体罰?
うさぎ跳びは、現在では体罰として問題となる可能性が非常に高いでしょう。
過度な負担を強いる行為によって体罰となりますので、うさぎ跳びのみならず、過酷なトレーニングの強要や専門の選手でなければあり得ないほどの長距離ランニングなども体罰として取り扱われることが多くあります。
うさぎ跳びは怪我のリスクが高い
うさぎ跳びは、怪我のリスクが高いとされています。
1978年、うさぎ跳びが原因で中学校野球部の部員15名が疲労骨折するなどの怪我を負い、うさぎ跳びの危険性が追究されることとなりました。
うさぎ跳びって俺の頃には否定されてたけど、1978年にこんな事件があったのか… pic.twitter.com/8Uj5BcX0F9
— ひきつづき東京在住 (@sleeve_pear) September 14, 2021
こうした理由からそれ以来、うさぎ跳びは危険なトレーニングとして認知されるようになり、姿を消していったということです。
うさぎ跳びの効果は?
うさぎ跳びの効果は、ほとんどないと証明されてきました。
“ただしんどいだけ”なんですね。
一般的に見て、下半身の強化になりそうなイメージを持つ人が多いと思いますが、効果が上がるどころか怪我のリスクが高く、危険なトレーンングとして認識されるようになったのです。
うさぎ跳びで起こる怪我は?
怪我のリスクが高いうさぎ跳び。
そんなうさぎ跳びで引き起こるスポーツ傷害はどのようなものがあるのでしょうか。
代表的なものや怪我を負うリスクが高いものを一つずつ見ていきましょう!
オスグッドシュラッター病
一般的には「オスグッド」と言われています。
まだ骨が成長しきっていない小学生〜高校生に多い傷害です。
オスグッドは成長痛と間違われやすいのですが、実は全く違うものなんです。
オスグッドは、膝の下にくっついているももの筋肉を使うことで、膝下の骨が引っ張っられ痛みを生じるというものです。
膝下の骨が出っ張っているのを見たことがありませんか?
そのような状態になり、骨は元には戻りません。
スポーツをする人で特に小学生から中学生はよく注意をしておきたいスポーツ傷害ですね。
腓骨の疲労骨折
脚の骨は、内側にある脛骨と外側にある脛骨の2本の骨があります。
下腿(膝下の部分)は脛骨と腓骨という二本の骨で構成されている。
この骨と骨を寄せる感じでグイグイ押すと膝下細くなるよ。
力加減は強めで。
近々動画投稿するのでお楽しみに。 pic.twitter.com/mvi87uD9j0
— いのトレ Qpu ダイエット&美容垢 (@ukinose) July 20, 2018
うさぎ跳びをすることで、外側の腓骨はたわみを繰り返し、かなり傷みます。
そうして衝撃が繰り返し加わることで、疲労骨折となってしまいます。
かなり危険な傷害なので、うさぎ跳びの危険性がわかると思います。
半月板損傷
半月板は膝の部分にあり、膝にかかる荷重を分散したり、衝撃を吸収したりする役割を持った軟骨です。
うさぎ跳びのようなジャンプを繰り返すことで、半月板がすり減るなどの損傷が起こります。
半月板が損傷すれば、ひどい場合には手術をしなければならないなど、リハビリなどの期間も合わせると全治半年以上かかることもあります。
アキレス腱断裂
アキレス腱は足のかかとの上にある最も太い腱です。
ジャンプや着地を何度も繰り返すことで、これだけ太いアキレス腱も切れてしまうことがあるんです。
肉離れ
うさぎ跳びは、肉離れなど筋肉の炎症を引き起こすきっかけにも繋がります。
肉離れをすると、その部分が盛り上がったり、内出血のように変色します。
完治するにも時間がかかるなど、注意が必要な傷害になることも考えられます。
なぜうさぎ跳びが推奨されていた?
うさぎ跳びは全く科学的にも意味はなく疲労骨折するし軟骨がすり減る。
指導者は昔自分がやらされてたからと言って科学的になんも根拠のない指導方法はやめた方がいい。
根性論とか今時流行らないし、指導者として最新のトレーニング方法を勉強しなよ😓#世界仰天ニュース pic.twitter.com/neUQRiZhm9
— 飼育係@ウーバー配達員 (@op7Cb3QupvIECYi) September 14, 2021
うさぎ跳びが推奨されてきた理由について探ってみましょう。
下半身強化のため
うさぎ跳びは、単純に下半身が強化されるものと認知されていました。
経験した人であればわかると思いますが、かなりきつく足がフラフラになります。
脚への負担がかなり大きいということです。
そのうさぎ跳びをを何十分も何時間も繰り返すことで、強化されていると信じられていたんですね。
精神力強化のため
「しんどいこと=強くなる」と考えられていた精神論や根性論のころの典型的なトレニングだったのではないでしょうか。
うさぎ跳び以外にも、“ランニング数十周”や正座◯時間といったものがあったように、苦痛に耐えて強くなるという荒業のように考えられていたのではないかと思われます。
スポーツ科学的が発展していなかった
現代のスポーツ科学が発展したことにより、うさぎ跳びが危険だということが当たり前になっていますが、以前はスポーツの世界に科学を取り入れるという概念はありませんでした。
まだ発展していなかんですね。
そういったことも、うさぎ跳びがしきりに推奨されていた理由ではないでしょうか。
まとめ
うさぎ跳びが禁止の理由は体罰?オスグッドや骨折肉離れの原因?について取り上げていきました。
内容をまとめていきます。
- うさぎ跳びが禁止されている理由は怪我のリスクが高いから。
- うさぎ跳びの効果はない。
- うさぎ跳びが推奨されていた理由は「精神論」「根拠のない下半身強化」
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